西武鉄道は9月14日、多摩川線の開業100周年にあわせたイベントを開催すると発表した。同じ西武グループの伊豆箱根鉄道とのコラボ企画も実施する。
期間は9月29日から12月31日までの予定。記念ヘッドマーク付きの電車を運転するほか、記念乗車券も発売する。開業記念日の10月22日には沿線在住の子供を対象にした「こども1日駅長体験」を行う。10月29日は武蔵境駅で記念イベントを開催。4番ホームに100周年記念ラッピングを施した電車を留置し、車内でパネル展示などを行う。
10月29日から12月3日までは、「改札鋏(きょう)でパッチンラリー」が開催される。かつて駅で使用していた改札鋏の「鋏こん」を集めるもの。期間中に発売される「多摩川線1日乗車券」(大人400円・子供200円)に付くラリーカードを所持し、多摩川線の駅を巡る。各駅の駅員にラリーカードを提示すると、駅員がラリーカードの指定された場所に改札鋏を入れる。全6駅の鋏こんを集めると、オリジナルクリアファイルがプレゼントされる。
このほか、同じ西武グループで11月5日に創立100周年を迎える伊豆箱根鉄道とのコラボ企画も実施。多摩川線で運用されている101系電車1編成を伊豆箱根鉄道1300系電車と同じ色にして運転する予定だ。
西武鉄道の多摩川線は、武蔵境(東京都武蔵野市)~是政(府中市)間8.0kmを結ぶ鉄道路線。1917年10月22日に多摩鉄道が境(現在の武蔵境)~北多磨(現在の白糸台)間を開業し、その後順次延伸されて1922年6月までに是政駅に到達した。