JR西日本「D51 200」復活にあわせてサミット開催 11月24日

鉄道 企業動向
大規模修繕が完了し試運転を行うD51 200。営業運転開始に先立つ11月24日に「全国SLサミット」が開催される。
大規模修繕が完了し試運転を行うD51 200。営業運転開始に先立つ11月24日に「全国SLサミット」が開催される。 全 2 枚 拡大写真

JR西日本広島支社は9月21日、SL列車『やまぐち』が走る山口市内で行われる「全国SLサミット in やまぐち」の詳細を発表した。サミット開催日の前後には、蒸気機関車の展示イベントやD51形蒸気機関車200号機の復活を記念したイベントなども行われる。

サミットは11月24日の17時から21時まで、山口県健康づくりセンター(山口線湯田温泉駅から徒歩約25分)で開催。3部構成で、京都鉄道博物館の藤谷哲男副館長や俳優の六角精児さんらによるトークイベントなどが行われる。

サミット前日の11月23日は10時から15時まで、下関総合車両所の新山口支所(新山口駅から徒歩約10分)で「やまぐちSLフェア2017」が開催される。C57形蒸気機関車1号機とC56形蒸気機関車160号機、D51 200の計3両が展示される。

11月25日は、D51 200が復活整備後初の営業列車として山口線のSL列車『やまぐち』をけん引。26日はC57 1とD51 200の重連で『やまぐち』が運転される予定だ。両日とも「D51復活記念イベント」が10時から11時まで新山口駅構内で行われ、25日は『やまぐち』が新山口駅を出発する前に記念式典が行われる。

D51 200は1938年、国鉄浜松工場で製造。中央本線などで運用されていたが、1972年には動態保存機として梅小路蒸気機関車館(現在の京都鉄道博物館)に移った。

その後は蒸気機関車館の構内で運転されるだけだったが、JR西日本は2014年、C56 160に代わって『SL北びわこ号』『やまぐち』をけん引する蒸気機関車として、D51 200の大規模修繕を行うと発表。このほど整備が完了し、今年11月25日の『やまぐち』けん引から営業運転で復活することになった。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  5. トランプ関税への石破政権の対応「評価しない」45%、朝日世論調査[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る