ポルシェは9月21日、新型『カイエン』に新しいコネクト機能を導入すると発表した。
新型カイエンでは、完全にネットワーク化されたSUVのほぼ全ての車両機能を、「ポルシェ アドバンストコックピット」の高解像度ディスプレイとタッチスクリーンによって操作・表示できるのが特徴。
ポルシェアドバンストコックピットの新開発ディスプレイとコントロールコンセプトの核となるのが、新世代のPCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム)の12.3インチフルHDタッチスクリーン。各デジタル機能は、ボイスコントロールなどで安全に操作できる。
新型カイエンでは、最新のPCMを介して、「アマゾン・ミュージック」や「スマート・ホーム」機能に接続可能。従来のラジオと新しいオンラインラジオを組み合わせた「ラジオ・プラス」にもアクセスできる。
また、新型カイエンには、「ポルシェ コネクトプラス」を標準装備。これにより、オンラインサービスとインターネットにアクセスすることも可能。リアルタイム交通情報表示を備えたオンラインナビゲーションも標準採用。センターコンソールのスイッチは、スマートフォン同様、音声と触覚で操作するガラスルックのタッチパネルとした。
新型カイエンには、必要なときにオンライン接続して、LTE対応の統合SIMカードを介して拡張されたコネクト プラスサービスを用意。これにより、スマートフォンでエンジンから独立したヒーターを遠隔設定することもできる。
さらに、コネクテッドカーの主要機能のために、新しいスマートフォンアプリも開発。ポルシェ「コネクトApp」は、スマートフォン経由で幅広い車両やコネクト機能にアクセス。ドア、テールゲート、ウィンドウが閉じられているかどうかを確認でき、ドライバーは遠隔操作で車両のロックやロック解除が可能。また、車両の航続、オイル量、メンテナンス履歴などの情報を呼び出すこともできる。