ホンダは29日、10月27日から開催される東京モーターショー2017のブース出展概要を公表した。
二輪車分野のコンセプトモデルは4モデル。ホンダが考える二輪車の未来と、現行モデルの未来の2つがテーマになっている。
二輪車の未来という点では、同社のヒューマノイドロボット研究で培ったバランス制御技術を二輪車に応用したHonda Riding Assist-e(ホンダ・ライディング・アシスト・イー)がある。人の制御では難しい極低速走行時に車体そのものがバランスを保つ機能を持ち、ライダーの負担を軽くする。あわせて、パワートレインにエンジンではなく電動モーターを採用し、同社のカーボンフリー社会実現に向けたを提案をする。
市販が目前に迫っているコンセプトモデルでの注目は、モンキー125だ。つい最近50周年アニバーサリーモデルを最後に惜しまれつつ生産を終了したモンキー50だが、これがグルーバルモデルとなって再来する。モンキー・ブランドは、日本のみならずアジアに拡がる見込みだ。モンキー125は、昨年タイ・バンコクのモーターショーでモンキー・コンセプトという形で出展された。今回、ワールドプレミアとなったことで、より市販が近いことを示している。
ホンダの今回の発表で画像が公開された二輪車は、Honda Riding Assist-eのみだが、モンキー125は、バンコクのコンセプトを基本に、さらに磨きをかけたものになるとみられる。
また、今年10月にも生産累計1億台を突破するスーパーカブは、その積み重ねた歴史にふさわしい1億台記念車のスーパーカブ110を出展。スーパーカブ C125と共に、約60年にわたるカブの歴史とコンセプトモデルのよる未来を伝える。スーパーカブは、市販モデルの展示でも、スーパーカブ 50、スーパーカブ 110が予定され、コンセプト、市販予定モデルの両方で、カブワールドを堪能できる。
そのほか市販予定モデルとしては、以下の4モデルが予定されている。
クロスカブ 110
CRF250 RALLY
CB1300 SUPER BOL D'OR
CB400 SUPER FOUR