川崎市の職員がオフピーク通勤…南武線の混雑緩和目指す

鉄道 行政
車体幅の狭い205系(左)と幅の広いE233系(右)(2014年)。205系からE233系への置換えがほぼ完了した後の混雑率は下がっている。
車体幅の狭い205系(左)と幅の広いE233系(右)(2014年)。205系からE233系への置換えがほぼ完了した後の混雑率は下がっている。 全 2 枚 拡大写真

川崎市は10月3日、同市の職員による時差勤務の実験を行うと発表した。時差勤務を導入することで職員の「オフピーク通勤」を促し、南武線の混雑緩和を目指す。

時差勤務の対象となるのは、平日の8時30分~17時15分に勤務している職員のうち、南武線で最も混雑している武蔵中原駅から武蔵小杉駅までの区間を利用している職員。実施期間は11月16日から30日までの平日10日間で、勤務時間を7時30分~16時15分と9時30分~18時15分の二つに分けて設定する。

南武線は、川崎(川崎市川崎区)~立川(東京都立川市)間35.5kmなどを結ぶJR東日本の路線。最混雑区間の混雑率は2003年以降190%台で推移していたが、2016年1月には車体幅の広いE233系電車の導入がほぼ完了。2016年度の混雑率は188%と、初めて190%台を割り込んだ。

川崎市は今回の実験でオフピーク通勤の効果を検証。JR東日本と調整しながら、沿線企業なども含めたオフピーク通勤の普及・促進策を検討する方針だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『マイクラ』新型、“SUV風デザイン”の小型EVになって登場
  2. トヨタ『RAV4』新型を世界初公開、3つのスタイルで進化 日本発売は2025年度中
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』新型、量産仕様のプロトタイプがついに出現! 変更点を完全解説
  4. アルピーヌ『A390』発表直前プレビュー! マカンよりかなり小さいボディから600馬力!?
  5. 日産が高級SUV『パトロール』日本導入を計画、「18年の空白」を埋めることはできるか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  3. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  4. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る