神戸製鋼所が仕様に適合していない製品を出荷---調査中

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神戸製鋼所は8日、同社のアルミ・銅事業部門と同部門のグループ会社において、所定の製品仕様に適合していない製品を不正に出荷していたと発表した。出荷期間は2016年9月1日から2017年8月31日まで。

神戸製鋼所とグループ会社では、発注元企業との間で取り交わした製品仕様に適合していない一部の製品について、検査証明書のデータを書き換えるなどにより、当該仕様に適合するものとして出荷していたという。

この不適切行為は、神戸製鋼所が過去1年間に出荷した製品を対象として実施した、契約遵守状況の自主点検および緊急品質監査を通じて判明した。これまでの検証・調査において、不適合製品の安全性に疑いを生じさせる具体的な問題は確認されていないという。

神戸製鋼所は、会長兼社長である川崎博也を委員長とする品質問題調査委員会を設置するとともに、外部法律事務所に対し、本件に係る事実関係の調査を依頼、この調査が進められている。

自動車向けには、パネル用アルミ合金、高強度ラジエータ用アルミチューブ材、ドアビーム用高強度アルミ合金、自動車バンパー用アルミ高強度材などの部品や、自動車用アルミ合金押出材、銅板条、メカニカル鍛造(アルミ鋳鍛造)を用いた部品を生産している。

不適切行為の対象として現時点で判明している製品
●主な製品:アルミ板、アルミ押出品、銅板条、銅管及びアルミ鋳鍛造品
●出荷期間:2016年9月1日~2017年8月31日
●数量
アルミ製品(板、押出品):約1万9300t
銅製品(板条、管):約2200t
アルミ鋳鍛造品:約1万9400個
神戸製鋼所がアルミ部材などの品質データを改ざんしていた問題で、自動車メーカー各社が対応に乗り出している…

《高木啓》

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