JR西日本『くろしお』一部区間で減便か…「オーシャンアロー」も短縮

鉄道 行政
特急『くろしお』に減便の計画があることが明らかになった。写真は『くろしお』で運用されている289系。
特急『くろしお』に減便の計画があることが明らかになった。写真は『くろしお』で運用されている289系。 全 3 枚 拡大写真

和歌山県はこのほど、JR西日本が運営する紀勢本線(きのくに線)の特急『くろしお』について、一部の区間で減便の計画があることを明らかにした。

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『くろしお』は京都・新大阪~白浜・新宮間を結ぶ特急列車。和歌山~新宮間はきのくに線を走り、紀伊半島西岸の都市や観光地を結んでいる。車両は2012年にデビューした新型車両の287系電車と、振り子式で先頭車両が展望構造になっている283系電車「オーシャンアロー」が使われている。

和歌山県が10月17日付のメールマガジンで明らかにしたところによると、『くろしお』の運行区間のうち白浜~新宮間(1日7往復)について、2018年春に「1便(1往復)減らすという計画」があることをJR西日本から聞いたという。1996年にデビューした「オーシャンアロー」についても「車両の老朽化から運行区間を白浜までに短くし、 白浜~新宮間はすでに導入している新型車両との入れ替えを行う計画があるようです」としている。

和歌山県は、「(『くろしお』は)観光振興に欠かせないものであるとともに、 県民の皆さんの出張や旅行等にも大変重要な列車」などとし、減便に強く反対する考えを示している。

《草町義和》

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