【東京モーターショー2017】次期 ハイエース を占うコンセプト LCV は「乗る人や働く人にやさしい」

自動車 ニューモデル モーターショー
LCVと、取締役社長の増井敬二氏
LCVと、取締役社長の増井敬二氏 全 6 枚 拡大写真

トヨタ車体は10月25日、東京モーターショーの自社ブースにて、プレスカンファレンスを開催した。取締役社長の増井敬二氏が登壇した。

トヨタ車体では、商用バンのコンセプトである『LCV』(ライト・コマーシャル・ビークル)と、超小型モビリティコンセプト『ワンダーカプセル』を出展している。次期『ハイエース』を占うコンセプト車両だ。展示車両について増井社長は、「ハイエースに代表される商用車をつくり続けてきた開発者が、乗る人へのやさしさ、使いやすさと快適さを追い求めたマルチバン」と紹介した。

LCVは、さらに3種類の仕様コンセプトが提案されている。宅配バンを想定した小型デリバリーバン「LCV D-カーゴコンセプト」、ビジネスパーソン向けのハイヤーをイメージした「LCVビジネスラウンジコンセプト」、車いすマラソン選手の利用をイメージした「LCVアスレチックツアラーコンセプト」の3種類。

いっぽうの超小型モビリティ『ワンダー・カプセル・コンセプト』について、増井社長は「カーシェアリング、ライドシェアリングを想定したモビリティだ。トヨタ車体は、2000年からパーソナルモビリティ『コムス』を提供してきた。これからも未来のモビリティ社会をリードしていきたい」と説明し、こちらは次期コムスのコンセプトとなることをにおわせた。

会見を通じて増井社長は、「乗る人や働く人にやさしいクルマをお届けしたい」と繰り返し強調した。そして最後に「トヨタのビジネスユニットであるCVカンパニーの中核を担い、「世のため人のために」を使命としてクルマ作りを進めていく」とアピールした。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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