【東京モーターショー2017】いすゞの勢いがわかる…次世代宅配便やEVトラック

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いすゞ(東京モーターショー2017)
いすゞ(東京モーターショー2017) 全 6 枚 拡大写真

第45回東京モーターショーのいすゞ自動車ブースのテーマは「運ぶの次代に、できること」。10月25日、プレスブリーフィングの壇上に片山正則社長が姿を見せ、スピーチを行った。

「創立80周年を迎えた私たちいすゞが、運ぶことの存在感が増しているこの時代にできることは何かということを考えました。現在だけでなく近い将来、未来と、それぞれの時代の“運ぶ”への提案をこのショーで行います」

ワールドプレミアはデザインコンセプト『FD-SI』と、フル電動の小型トラック『エルフEV』の2台。

FD-SIは単なる意匠だけではなく、宅配便のあり方全体をデザインしたフューチャーコンセプト。

「宅配ネットワークを新たな視点で見直し、荷物の受け取りがわくわくしたものになる、未来の運ぶを表現しました。昆虫などの生物が持つ群知能に着目し、集配方法に応用しました。エクステリアは蜂の巣をモチーフにした六角形のバイオデザイン。カーゴルームは強度とスペース効率のバランスに優れた六角形で、積荷も六角形の専用ボックスを重ねた荷姿。シートはセンターに配置し、よりスムーズなドライバーの導線、快適な操作系と居住性の実現を目指しました」

エルフEVはゼロエミッション、低騒音という電気の特性を生かしたモデル。

「大容量バッテリーの搭載や次世代急速充電技術などに対応することで、働くクルマとして十分な性能を持たせました。これからの時代の“運ぶ”を支える新しい商用車です」

その他、自衛隊車両をベースとした高い走破性を持つ6輪駆動トラック『ISUZU 6×6』が参考出品される。また、日本では売られていないが東南アジアでは憧れの的となっている大型高級SUV『mu-X』なども。販売台数増で勢いに乗るトラック業界のなかでもとりわけ好調な業績を叩き出しているいすゞの勢いが垣間見られる。
いすゞ、6輪駆動トラックで存在感…“運ぶ”を支える商用車で主役を目指す…

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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