【東京モーターショー2017】誤発進防止装置、ワイドドラレコなど手作りADASの データシステム

自動車 ニューモデル モーターショー
データシステム ブース(東京モーターショー2017)
データシステム ブース(東京モーターショー2017) 全 18 枚 拡大写真

データシステムのブースでは、後方死角を監視できる「ドルフィン・アイ」が追加された、「R-SPECロードスター」が展示されている。ほかにもウルトラワイドかつフルハイビジョン以上の画質のドラレコ、誤発進防止システムなど、安全支援製品も多数見ることができる。

ドルフィン・アイは、流線型のボディを持つ小型カメラだ。車体の側面に取り付け、ドアミラーなどに映らない部分をカバーしてくれるアイテム。小型でデザイン製にも優れ、後付でも目立たたないし、クルマのデザインを損なうこともない。カメラ画像はサイドモニター(外付け)かマルチファンクション対応のバックミラーモニタで確認できる。

デザインに関しても展示車両のマツダ『ロードスター』に取り付けられているが、違和感なく収まっている。

データシステムのドライブレコーダー「DVR3000」は、現状のドラレコ製品のほとんどの機能を網羅しているといってよい。画質は3メガピクセル(2304×1296)の高精細。これはフルハイビジョンよりも高い。140度の広角レンズ。HDR対応で、コントラストの高いシチュエーションでもきれいな画像で記録できる。GPS搭載で走行軌跡のログもとれる。また、HDMI端子も搭載し、映像出力を車内の他のモニターに表示させたり、家庭用テレビにつなぐこともできる。

画質やHDRについて、ドラレコに必要かと思う向きもあるかもしれないが、いざというとき事故の証拠にもなる映像だ。ナンバープレートが読めない、信号がちゃんと映っていない、という自体は避けたい。画質性能は重要だ。

誤発進防止装置の展示も発見した。「セーフティーアクセルガード」は、アクセル信号とブレーキ信号をモニタし、停止時、徐行時、あるいはアクセルとブレーキが同時に踏まれた場合など、アクセル信号をキャンセルすることで事故を防止または低減する製品。特徴は、機能をON/OFFできるスイッチがついていること。類似製品にはついていないが、ユーザーからの要望で取り付けたそうだ。ただし、保険の適用になるのでOFFされ続けた状態にはならず、自動復帰するようになっている。

また、アクセルとブレーキが同時に踏まれたとき、仮にブレーキだけ離れたとしてもアクセル信号はキャンセルされたままとなる。より安全な方向への制御となっている。

同社の製品は、他にもコーナーセンサー、サイドビューカメラ、リアビューカメラ、アイドリングストップなど、安全支援に関するものが多い。ADAS機能は古いクルマの場合、そもそも設定がないので、アフターパーツとして後付けできる製品は重宝するだろう。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る