普通2輪免許で乗れるアドベンチャーカテゴリが熱気を帯びているが、GSシリーズをラインナップする真打ちBMWが、『G310GS』(税込車両価格66万9900円)を11月1日より発売する。
東京モーターショーに展示されたG310GSは、どこから見てもBMWのGSとわかるスタイル。アンダー400クラスとなっても、BMWならではの高級感が漂う。
エンジンは最高出力34ps、最大トルク28Nmを発生する排気量313ccの水冷DOHC単気筒。前側に吸気、排気を後側にした独特なレイアウトは、先行して発売された『G310R』と同じだ。
180mmという長いストローク量を持つ倒立フォークとリアサスペンションを備え、フラットなダートなら行けるという走破性が加わった。リアショックには樹脂製のスプリングガードがあるし、ステップもオフロード走行を想定した突起のついたタイプで取り外し可能なフットレストゴムが備わっている。
もちろん「GS」と名乗る以上、ツーリングでの高い機能性はマスト。頑丈なアルミダイキャストのリアキャリアもあるし、シートも疲れにくい仕様だ。
気になるのはシート高だが、835mmとさほど高くない。車両重量169.5kgで、軽快な走りが期待できる。
背伸びせずジャストサイズなBMW。名門GSシリーズの末弟は、今秋の狙い目だ!