全25駅にホームドア…相鉄、2022年度末までに整備へ

鉄道 企業動向
相鉄は2022年度末までにホームドアを既設の全駅に設置する。
相鉄は2022年度末までにホームドアを既設の全駅に設置する。 全 2 枚 拡大写真

関東大手の相模鉄道(相鉄)は11月2日、相鉄線の全25駅にホームドアを設置すると発表した。2022年度末までの整備を目指す。

相鉄は2015年12月から今年2月にかけ、横浜駅の全てのホームにホームドアを設置した。このほか、海老名駅でも総合改善事業の一環としてホームドアの整備を計画しており、2019年度末の完成を予定している。国土交通省は原則として2020年度までに1日平均乗降人員が10万人以上の駅にホームドアを設置する方針を示しており、横浜・海老名両駅は乗降人員が10万人を超えている。

今回の設置計画では、全ての駅にホームドアを設置するものとした。まず2020年度末までに、二俣川・大和・湘南台の3駅に整備する。このうち大和駅は1日平均乗降人員が10万人を超えている。残る20駅も2022年度末までにホームドアを設置する。設置に際しては、ホームの補強や定位置停止装置(TASC)の準備工事などを行った上でドア本体の設置工事を行うという。

TASCは運転士のブレーキ操作を支援して、列車を所定の位置に止める装置。ホームドアを導入する場合、列車とホームのドア位置を合わせなければならないため、自動列車運転装置(ATO)かTASCを導入するのが望ましい。

大手私鉄16社のうち、全駅のホームドア設置計画を具体化させたのは東京地下鉄(東京メトロ)に続き2社目。東京メトロは2025年度までの設置完了を予定している。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  3. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  8. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  9. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る