【カーオーディオ “取り付け”至上主義】ワイヤリング編 その1…バッ直とは?

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
チェルノフ ケーブル・STANDARD DC POWER 8 AWG
チェルノフ ケーブル・STANDARD DC POWER 8 AWG 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオの取り付け工程に存在するさまざまなノウハウを解説している当コーナー。今週からは新章に突入する。テーマは「ワイヤリング」だ。つまりは、ケーブル類の引き回し作業におけるあれこれを、1つ1つ解説していく。

カーオーディオ製品は、取り付けただけでは音が出ない。「配線作業」=「ワイヤリング」を完了させて初めて音が出る。というわけで配線作業は、地味な作業ではあるのだが、重要度は極めて高い。しかもさまざまな局面でコツやセオリーが多々あり、間違った方法で行うと仕上がりの音の完成度にも影響が出る。ただ線がつながればいい、というものでもないのだ。

さて、このように重要度の高い「ワイヤリング」についてのノウハウを1つ1つ掘り下げていこうと思う。今週はまず、「バッ直」について考察していく。

「バッ直」とはズバリ、「バッテリーから“直接”電源を取ること」を指している。外部パワーアンプや、パワードサブウーファーを導入する際には、電源の配線が必要となるのだが、そのプラス側の電源を、バッテリーから直接引っ張ってこようとするわけだ。

ちなみに、「バッ直」をしなくても、プラス側の電源を取る方法は他にもある。メインユニットの裏側から取ったり、他の電装品の配線から分岐させる等のやり方も存在している。しかしながらそのような方法で電源を確保した場合、パワーアンプへ安定的に電気を供給することが難しくなる。他の電装品の電気の使用状況に影響を受けてしまうからだ。

オーディオにとって電源は非常に重要だ。場合によっては電源強化のための追加アイテムが使われることもある。それをする以前にまずは「バッ直」を行って、必要な電気を安定的に供給できるベースを作っておく必要があるのだ。

ちなみに言うと、メインユニットに対しても「バッ直」は有効だ。特に、メインユニットの内蔵アンプでフロントスピーカーを鳴らしているときにはなおさらだ。市販スピーカーを導入して内蔵アンプシステムを組んだなら、次なる音質向上作戦として「バッ直」は大いにお薦めできる。

今回はここまでとさせていただく。次週もこれに引き続いた内容でお贈りする。お読み逃しなきように。

【カーオーディオ “取り付け”至上主義!】第5章 ワイヤリング編 その1「バッ直とは?」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  8. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  9. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  10. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
ランキングをもっと見る