ダイムラーのカーシェア、自動運転EV利用に向けて準備開始

エコカー EV
ダイムラーの自動運転EVによるカーシェアのイメージ
ダイムラーの自動運転EVによるカーシェアのイメージ 全 1 枚 拡大写真

ダイムラーは11月7日、ポルトガルのリスボンで開催中の「ウェブサミット2017」において、子会社の「car2go」(カーツーゴー)が都市部での自動運転EVによるカーシェアリングの実現に向けて、準備を始めていると発表した。

car2goは2008年10月、ダイムラーが発表した新しいカーシェアリングシステム。car2goは、とても簡単な方法で車両が借りられるようにした点が特徴。1回登録しておけば、あとは携帯電話やパソコンから、いつでも予約が可能。車両は専用駐車場に用意され、電子チップを埋め込んだ免許証をウィンドウの読み取り機にかざすだけで、車両のロックは解除される。

今回ダイムラーは、car2goが都市部での自動運転EVによるカーシェアリングの実現に向けて、準備を始めていると発表。その実現のための重要な要件が、需要予測。これは、いつ、どこで自動車が必要になるかを、事前に予測するもの。car2goは現在、26都市で1万4000台の車両を運用しており、自動運転化に向けて、需要予測が従来以上に重要になるという。

car2goの Olivier Reppert CEOは、「自動運転車の使用は、カーシェアリングをステーションベースからフリーフローティング方式へ変え、カーシェアリングをさらに飛躍させるだろう」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る