関西本線は2018年1月に全線再開…台風21号、JR西日本の運休区間が解消へ

鉄道 企業動向
関西本線の被災地点。加太駅から約4.6kmの地点で法面が崩壊した。
関西本線の被災地点。加太駅から約4.6kmの地点で法面が崩壊した。 全 1 枚 拡大写真

台風21号の影響で運休中の鉄道路線のうち、関西本線亀山~柘植間20.0kmが2018年1月に再開の見込みとなった。JR西日本が11月22日に発表した。これにより同線は全線再開のめどが立った。

関西本線は10月に発生した台風21号の影響により、加太~中在家信号場間(三重県亀山市)で線路脇の亀裂と盛土の法(のり)面崩壊が発生。大河原(京都府南山城村)~笠置(笠置町)間でも土砂が流入した。JR西日本は両区間を含む亀山~加茂間の運転を見合わせ、11月1日に柘植~加茂間の運転を再開した。

残る亀山~柘植間はバスによる代行輸送が行われているが、2018年1月中にも再開の見込みとなった。JR西日本は「復旧に向け全力で作業を進めております」としている。

このほか、南海電気鉄道の高野線高野下~極楽橋間10.3kmが台風21号の影響で運休している。同区間内にある上古沢駅(和歌山県九度山町)構内で道床が流出。南海電鉄と和歌山県が現地調査を実施したところ、線路を含む斜面の広い範囲で地滑りが発生している可能性のあることが判明している。11月22日14時時点で再開のめどは立っていない。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る