R32以降の スカイライン がまるわかり---復活した走りとスタイル

エンターテインメント 出版物・電子書籍
『スカイライン』R32、R33、R34型を中心として
『スカイライン』R32、R33、R34型を中心として 全 1 枚 拡大写真

『スカイライン』
R32、R33、R34型を中心として
当摩節夫 著
発行:三樹書房
定価:4104円(消費税込み)
2017年11月25日刊行
ISBN:987-4-89522-684-4

日産『スカイライン』というと、プリンス時代やGTRを中心とした本は数多くあるが、R32以降を中心としたものは数少ない。本書はそこにフォーカスしたものである。

スカイラインがデビューし今年で60周年を迎える。いまだに根強い人気を誇るスカイラインだが、時代の流れに逆らえず、紆余曲折。大きく台数を失った時期もあり、一時はブランド存続も危ぶまれた。

しかし、8代目「R32スカイライン」は“走りのスカイライン”を再度復活させるべく開発。特にその先代「R31スカイライン」で、「GT-R」が期待されつつも、「GTS-R」で終わってしまったことから、ファンの期待は大幅に高まった。

そんな中“超感覚スカイライン”のキャッチコピーとともにデビューしたR32は、それまでの路線とは大きく異なり、スカイラインに期待される走りやスタイルを実現すべく、軽量化やコンパクト化を実現した。そのうえで、3代目となるGT-Rもデビューし、再びスカイライン復活の狼煙を上げた。それがR32なのである。

本書はこのR32以降、R33、R34を中心にまとめられたものだが、当然それ以前のスカイラインにも触れられており、スカイライン全体の歴史も俯瞰されている。また、歴代スカイラインのカタログも掲載。ここでも当然R32以降が中心で限定車やレース用モデルのものも含まれているので、見応えがある。

また、巻末には歴代の主要緒元や生産台数なども詳細に掲載されているので、資料性も高い。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る