2018年に向け国内外から多くの選手が集いスタート…松下信治ら日本の若手も多士済々【スーパーフォーミュラ 鈴鹿テスト】

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
今季はFIA-F2を戦っていた松下信治がSF鈴鹿テストに登場。
今季はFIA-F2を戦っていた松下信治がSF鈴鹿テストに登場。 全 8 枚 拡大写真

日本最高峰カテゴリー「全日本スーパーフォーミュラ選手権」(SF)のオフシーズンテストが6日、鈴鹿サーキットで始まった。来季2018年に向けてのシート争奪戦始動ともいえる2日間のテストには国内外から多くのドライバーがエントリー、活況を呈している。

台風の影響で決勝日開催中止という残念な結末だった2017年最終戦「第16回JAF鈴鹿グランプリ」から約1カ月半。例年この時期恒例の鈴鹿テストが始まった。初日、2日目ともに10時30分と14時から原則各2時間、両日合計8時間の走行セッションが予定されている。

エンジンメーカーテストおよびルーキードライバーテストとなっている今回は、2017年シーズンを戦った11チーム・19台にホンダのテストカーを加えた全20台のマシン(ダラーラSF14、ヨコハマタイヤを装着)が登場。1台のマシンを複数名でシェアエントリーしているところも多く、エントリーリストには29人の選手が名を連ねた。

17年レギュラー勢も多いが、国内外からの新顔(SF実戦未経験選手や復帰を目指す選手)も興味深い顔ぶれが揃っている。全日本F3からの昇格を目指す面々はもちろん、今季は海外を主戦場としていたニューチャレンジャー候補も多数。日本や欧州のみならず、インドネシア(リオ・ハリアント)、プエルトリコ(フェリックス・セラレス)というSFでは新鮮な国籍名も見られ、近年のSFの国際的注目度の高まりを裏付ける活況が呈されている。

晴れ/ドライコンディションとなった初日最初のセッション、走行前に報道陣のカメラのシャッターが最も多く向けられていた新顔ドライバーは、DOCOMO TEAM DANDELION RACING(エンジンはホンダ)の41号車に乗る松下信治(のぶはる)。ホンダの育成ドライバーとして15~17年は欧州のFIA-F2に参戦、毎年1勝以上を挙げてきた24歳は視線を集めるのも当然の若手有望株だ(FIA-F2の16年までの名称はGP2)。

日本人選手勢では松下以外にも、やはりホンダ育成で今季の欧州GP3でシリーズ3位となった20歳の福住仁嶺(にれい/#15 TEAM MUGEN/ホンダ)、日産の若手で今季全日本F3チャンピオンの24歳・高星明誠(みつのり/#50 B-Max Racing team/ホンダ)といった来季新人候補が先輩たちに混じってコースイン。また、23歳の若さで今季のSUPER GT/GT500チャンピオンとなったかつてのSFレギュラー、平川亮(#19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)も走行を開始している。

話題豊富なテストだが、まずは来季の参戦が期待される日本の若手たちのタイムと走りが注目されることになりそうだ。

SF鈴鹿テストは6日、7日とも、モートピア入園料(大人1700円)で観戦席/パドックエリアへの入場が可能となっている。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る