6日正午ごろ、北海道苫小牧市内の市道を走行していた乗用車と、隣接する駐車場から進出してきた別の乗用車が出会い頭に衝突。進出側のクルマは道路を横断して反対側にある会社の建物に突っ込んだ。建物内で1人が重傷を負っている。
北海道警・苫小牧署によると、現場は苫小牧市日吉町2丁目付近で片側1車線の直線区間。乗用車は道路沿いの駐車場から進出してきた際、市道を右方向から交差進行してきた乗用車と出会い頭に衝突。そのまま止まらずに道路を横断し、駐車場とは反対側にある会社の建物に突っ込んだ。
クルマは玄関付近へ完全に進入する状態で停止。建物内にいた36歳の女性が逃げようとした際に転倒し、手首を骨折するなどの重傷を負った。突っ込んだクルマを運転していた69歳の女性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。
聴取に対して女性は「道路の手前で止まろうとしたが、アクセルとブレーキを踏み間違え、そのまま走ってしまった」などと供述しているようだ。警察では運転操作の誤りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
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ペダル踏み間違えの事故とはいえ、激しく飛び出して衝突したというものではなく、止まらずにゆるゆると進行を続けた結果として道路反対側にある建物へ突っ込んだ。
建物の玄関部にすっぽりと収まる状態となっており、壁に挟まったことで身動きが取れなくなって停止したと推測されているようだ。