恒例イベントの星野一義、中嶋悟ライバル対決…鈴鹿ファン感謝デー2018が最後に
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現役時代からライバル関係にあった“元祖日本一速い男”星野一義と“日本人初のフルタイムF1ドライバー”中嶋悟。鈴鹿サーキットが開場50周年を迎えた2012年に対決が実現し、その後は鈴鹿ファン感謝デーの恒例イベントとして毎年対決が繰り返されてきた。
勝者にはチャンピオンベルトまで用意され、この対決を見に鈴鹿サーキットに訪れるファンも多く、毎年グランドスタンドは満員の盛り上がりをみせた。
また対決のレースでは、レッドシグナルが消える前にスタートをするという斬新な戦略も見られたり、スタート手順の勘違いで勝負がついてしまう、車両トラブルや悪天候で対決が実現しないなど、様々な場面もあった。
また2014年にスーパーフォーミュラで使用していたスウィフト製『SF13』を使用した際には、両者が率いるチームインパル、ナカジマレーシングのメカニックも総動員でマシンを準備するなどチーム対決が見られた場面もあった。
この他にも、現役当時と変わらぬ白熱したサイド・バイ・サイドを展開するなど、ファンを魅了する名シーンも数多く生み出されてきた。
2018年も対決イベントを実施することが決定したが、この回をもって対決は最後となるとのこと。「永遠のライバル対決 星野一義 vs 中嶋悟~THE LAST BATTLE~」というコンテンツ名で3月10・11日の両日に行われる予定だ。
なお、使用車両については調整中で、こちらは後日発表される模様。多くのファンを魅了してきた両雄の対決も最後ということで、来年の鈴鹿ファン感謝デーは絶対に見逃せない2日間となりそうだ。
《吉田 知弘》