首都高、年始の不正改造車取締りに課題...警視庁

自動車 社会 社会
元日0時からはじまった首都高速の不正改造取締り
元日0時からはじまった首都高速の不正改造取締り 全 3 枚 拡大写真

年始年始の暴走族対策として、2018年元日の0時から、今年も首都高速での不正改造車検問が実施された。

【画像全3枚】

警視庁は同日、その結果を公表。灯火類などの整備不良1件、保安基準に適合するよう是正を求める整備命令4件が執行されたことを明らかにした。

中央区銀座1の首都高速都心環状線内回りの京橋料金所付近で実施された取締りには、高速道路交通警備隊と関東運輸局東京支局が、現場で確認できるだけでも20人ほどが携わっている。

首都高速での年始の取締りは、1990年代に活発に活動した初日の出暴走と連携して始まったが、その活動が衰退するにつれて課題も浮かび上がっている。不正改造車の通行が少なくなったことに加えて、取締りが始まると共にSNSなどで取締り情報が共有されてしまうため、実態把握が難しい。

取締りでは、通行中の不正改造を疑われる車両がパトカーに先導されて検査スペースに誘導される。しかし、この日も0~1時の1時間の公開取締りで誘導された車両は1台もなかった。以前は、年末年始の出来事のひとつとして取材が絶えなかったが、ここ数年テレビカメラも入っていない。

警視庁は警察官約450人、車両約200台を動員して、2017年12月30日~2018年1月2日まで同様の取締りを続けている。また、国土交通省関東運輸局も首都圏で不正改造の是正に取り組んでいる。静かな年末年始を守るためのコストは安くない。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  2. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  3. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  4. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る