インテル、エンタメショーのような基調講演…買収したモービルアイの社長も登場【CES 2018】

自動車 ビジネス 企業動向
インテル基調講演(CES 2018)
インテル基調講演(CES 2018) 全 8 枚 拡大写真

1月8日(太平洋時間)、米国ラスベガスでは世界最大の家庭用電化製品の展示会「CES 2018」の開幕を翌日に控え、半導体最大手の一つ、インテルが基調講演を行なった。会場はモンテカルロのパークシアター。

巨大なシアターは開幕一時間以上前から多くの人で賑わいを見せ、開幕15分前からはなんと「データを使った楽器」を使用したコンサートが開始。これは従来の楽器とは大きく異なり、インテルのチップが入った専用バンドを手につけた演奏者たちが、手をまるで本物の楽器を演奏するかのように動かすことで、ギターやドラムなどの音を出すことを可能にするというもの。その後はピアノとデータギターがAIと一緒に即興のセッションをしたり、同じセンサーを使用して演出と連携したダンスなどが披露され、未来のエンターテイメントの形を来場者たちに見せつけた。

基調講演が始まると、インテルのCEO、Brian Krzanich氏が登壇。膨大な量のデータが毎日のように生まれ、活用されていく社会。より進化したVR技術を使用した新しいエンターテイメント、量子コンピューター用の最新チップなど、インテルが現在取り組んでいる様々な新技術の紹介が行われた。

そしてインテルが昨年傘下に収めた、自動運転用センサーなどを開発するモービルアイのCEO、Amnon Shashua氏がクルマに乗って登場。クルマに搭載された様々なセンサーを紹介した。そしてモービルアイのセンサーとインテルのプロセッサを組み合わせることにより、自動開発技術を加速させていくことなどを語った。

基調講演の終わりには、100機の小型ドローンが会場内を飛び回り、音楽に合わせて様々な色の光を発しイルミネーションとなり、基調講演は幕を閉じた。

《関 航介》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る