OKI、ADASセンサーのスプラッシュウォーター衝撃試験サービスを開始…オートモーティブワールド2018にも出展

自動車 テクノロジー ITS
スプラッシュウォーター衝撃試験の様子
スプラッシュウォーター衝撃試験の様子 全 1 枚 拡大写真

OKIエンジニアリング(OEG)は、国際規格、全自動車メーカー規格にワンストップで短期間に対応する、車載機器・部品「スプラッシュウォーター衝撃試験サービス」を1月16日より開始すると発表した。

自動車部品の信頼性確認のためには、実際にその部品が使用されたときにさらされる、さまざまな環境因子を組合せた試験が必要。車体外回りに装着される自動車用センサー部品や車載機器は、大きな温度変化の中で、路面からの泥水はね、雨水、路面凍結防止剤に含まれる塩化カルシウムなど、厳しい環境にさらされる。今回、OEGが開始するスプラッシュウォーター衝撃試験は、これらを模した環境耐性テストだ。

ADAS向けなど各種センサーの搭載数量増加に伴い、スプラッシュウォーター衝撃試験に対する需要も増加傾向にあるが、溶液の種類が多岐にわたるため、効率的な試験が困難だった。

スプラッシュウォーター衝撃試験サービスでは、4種類の専用溶液(真水、アリゾナ泥水、塩水などの混合液)ごとに専用の高温動作装置と国際規格に則った噴射ノズルを搭載した噴射装置をそれぞれ準備。車載機器・部品を100度の高温環境で規定時間動作させ、その後20秒以内に0度から4度に冷却した4種類の専用溶液をかける動作を100回繰り返すことで、ISO16750(自動車部品の国際規格)、JASO(日本自動車技術会規格)、LV124(ドイツの自動車車載電源の規格)、各自動車メーカー規格すべての条件を同時に並行して試験。ワンストップで短納期に対応できるサービスを実現する。

なお、OEGは1月17日から19日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブワールド2018」に出展し、新サービスを紹介する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る