ネクスティエレクトロニクスがマイクロEVのスリーホイラーを試作…オートモーティブワールド2018

自動車 ニューモデル モーターショー
ネクスティエレクトロニクスが試作したリバーストライクEV
ネクスティエレクトロニクスが試作したリバーストライクEV 全 6 枚 拡大写真

ネクスティエレクトロニクスのブースには、前2輪の3輪自動車リバーストライクが展示されていた。同社はトーメンエレクトロニクスと豊通エレクトロニクスという電子部品の専門商社が昨年合併して設立されたものだ。

【画像全6枚】

リバーストライクは、市販モデルを改造してEV化している。説明員によればフォークリフト用のモーターを利用し、マウントするにあたってフレームも加工していると言う。パワーコントローラーや充電器、制御ソフトなどは自社で開発し、扱い商品である半導体を組み合せて、システムを作り上げている。気になる動力性能は、最高速度は100km/h(巡航できるのは75km/h)、1充電あたりの航続距離は160kmほどとか。

同社はNECエナジーソリューションズの産業用リチウムイオンバッテリー、ALMシリーズの日本で唯一の正規代理店となっているため、このリバースとライクにもこのALMシリーズが搭載されているのかと思ったら、電圧の関係もあって動力用には他のリチウムイオンバッテリーを搭載しているそうだ。しかし電装品などの補機類系統にはALMバッテリーが使われている。

側車付き軽二輪として登録されているため、2人乗りで公道を走行できる。マイクロEVの法整備が進まない状況にあって、2人乗りのEVを作るには最適な方法の1つだろう。

同社では単に部品を供給するだけでなく、ハード/ソフトの開発や設計、技術ソリューションに生産やロジスティックスまで受託できる体制が整っている。この試作マイクロEVはそうした技術力、開発力のデモンストレーションなのだ。機が熟せば、こうしたモビリティの開発を受託し、供給できるというアピールなのだ。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  2. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
  3. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  4. 新型トヨタ『RAV4』にモデリスタ、「アーバン」と「ラギッド」の2スタイルでカスタマイズ
  5. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る