運転免許を取得したばかりの少年、ハンドル操作ミスで同乗者5人死傷の事故

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中学時代の同級生6人が集ってのドライブ。その帰路で事故は起きた。ワゴン車は左右のガードレールに連続して衝突し、その弾みで車外に投げ出された2人が死亡。3人が重軽傷を負った。

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20日午後4時20分ごろ、埼玉県寄居町内の国道140号バイパス(皆野寄居有料道路)を走行していたワゴン車が路外に逸脱。道路左右のガードレールに衝突した。この事故で5人が死傷。警察はクルマの運転者を逮捕している。

埼玉県警・寄居署によると、現場は寄居町折原付近で片側1車線の直線区間。ワゴン車は対向車線側へ逸脱して道路右側のガードレール衝突。その反動で道路左側のガードレールにも衝突したという。

衝突によってクルマは横転中破。後部座席に同乗していた20歳の男性2人は車外に投げ出され、全身強打でまもなく死亡。同乗していた20歳の男性3人も骨折や打撲などの重軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。クルマを運転していた東京都足立区内に在住する19歳の少年にケガはなく、警察は翌21日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕している。

現場は見通しの良い区間。運転していた少年は約3か月前に自動車の運転免許を取得したばかりだった。警察の聴取に対して少年は「バックミラーを見ていたら左に寄りすぎていた気がして、慌ててハンドルを右に切った」などと供述しているようだ。警察ではハンドル操作ミスが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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クルマを運転し、逮捕された少年は昨秋に運転免許を取得したばかり。見通しの良い直線路だったが、「慌ててハンドルを切った」と供述しており、漫然運転に近い状態だったのかもしれない。急ハンドルを切って、ガードレールに衝突したことで同乗者5人が死傷する重大な事故につながってしまった。

《石田真一》

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