路面凍結か、脇見か---発進した直後のトラック、丁字路を曲がらずに飲食店へ突っ込む

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除雪で生じた雪を荷台に載せて発進したトラック、丁字路交差点を曲がらずに直進し、突き当りの飲食店に突っ込んだ。この事故で飲食店の外壁は大破し、店内にいた客も負傷している。

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29日午後3時10分ごろ、北海道千歳市内の市道を走行していたダンプトラックが丁字路交差点で路外に逸脱。突き当たりにある飲食店の建物に突っ込む事故が起きた。この事故で店の客1人と、トラックの運転者が負傷している。

北海道警・千歳署によると、現場は千歳市北栄2丁目付近で幅員約3.5mの直線区間。ダンプトラックはガソリンスタンドからの依頼を受け、除雪で生じた雪を荷台に積載。運び出すために発進した直後、前方の丁字路交差点を曲がらずに突き当たりの飲食店建物へ突っ込んだ。

この事故で店の建物は外壁の一部が大破。店内で衝突地点近くにいた29歳の女性客と、トラックを運転していた恵庭市内に在住する64歳の男性が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

事故当時、現場の路面は圧雪アイスバーン状態だった。警察では脇見などが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故現場は道道と市道の間で三角州のようになっている場所。除雪を依頼したガソリンスタンドと、トラックが突っ込んだ飲食店は道道に面している。トラックがどのようなルートで走ろうとしていたのかはわかっておらず、脇見のほか、凍結路面でのスリップも視野に入れて調べを進めているようだ。

《石田真一》

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