目指すは世界一、アウディがサービス技能コンテストを開催

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Audi Twin Cup 2017 Japan Final
Audi Twin Cup 2017 Japan Final 全 16 枚 拡大写真

2月14日、大阪市内のホテルにおいてアウディジャパン主催のサービス技能コンテスト「Audi Twin Cup 2017 Japan Final」が開催された。これはサービス水準の向上を目的としてアウディ正規ディーラーからエントリーしたスタッフが競い合うものだ。

「Audi Twin Cup」は日本のみならず世界中のアウディ正規ディーラーのサービススタッフを対象とする世界大会としておこなわれる。この日は日本の頂点を決めるとともに、世界大会となる「Audi Twin Cup World Championship」への代表選考も兼ねた戦い。日本代表は昨年、サービス部門/テクノロジー部門ともに世界第三位の座を得ていることもあり、今年はさらに上を目指すべく、ハイレベルな戦いがおこなわれた。

今回「Audi Twin Cup 2017 Japan Final」に参加したのは、サービス部門が233名のエントリーのなかから国内予選を突破した上位12名、テクノロジー部門は429名のエントリーの中から国内予選上位12チーム(36名)。それぞれが与えられた課題を制限時間内に進行しながらその能力を競った。

前者は修理窓口でお客様を迎える立場として車両受付の適正さ、整備見積書作成の能力、車両のコントローラー(MMI)の説明と設定、車両機能説明などのスキルをロールプレイングで確認。車両整備をおこなうスタッフが競う後者は「エンジンがかからない」など故障診断と「グローブボックスが開かない」など整備におけるトラブルを解決する方法や手順が問われると同時に、与えられた条件を満たす電子回路を電子ブロックで作成するという台上課題の3つの課題が与えられ、その知識と技術が試された。

「採点は、結果も大切ですが、プロセスもしっかり見ています。メーカーの指定する手順に則っているかが評価の大きなポイントになります」というのはアウディジャパンのアフターセールス&プロモーション部の田中勉さん。たとえばテクノロジー部門の課題は「ありがちなトラブルはすぐ対応できるので“ひねり”を入れた課題」とし、定められたプロセスを踏まないと解決できないそうだが、「単純にできた/できないではなく手順が重要な評価項目」なのだという。

いっぽう、正しい知識だけではなく適切な言葉の使い方や接客方法などがチェック項目となるサービス部門の実技試験ではお客様の質問に的確に答える会話能力も評価を大きく左右していた。

また、実技の後は全員共通の学科試験を実施。実技と学科を合わせたトータル成績の結果、本年度はテクノロジー部門ではアウディ高松のチーム(川東敦彦/岸秀明/池田将道)がナンバーワンを獲得した。サービス部門は1位がアウディ熊本の大磧数敏、2位アウディ箕面の新井和樹、3位アウディ足立Bの安岡章雄に決定。テクノロジー部門のナンバーワン獲得チーム、そしてサービス部門の上位3名は今年7月におこなわれる世界大会への切符を手にした。

《工藤貴宏》

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