アドベンチャー&モダンクラシック、両人気セグメントがそろい踏み…トライアンフ

モーターサイクル 新型車
新型ボンネビル・スピードマスター
新型ボンネビル・スピードマスター 全 32 枚 拡大写真

トライアンフモーターサイクルズジャパンが都内で開いた新型車発表会で紹介されたのは、3月10日発売の新型『タイガー1200』と『タイガー800』、そして『ボンネビル・スピードマスター』だった。

【画像全32枚】

まずタイガーは舗装されたオンロードだけでなく、ダートも走る走破性を持つ「アドベンチャー」と呼ばれるカテゴリーの機種で、サスペンションのストロークは長く、エンジンも丈夫。アップライトな乗車姿勢の快適性の高い大柄な車体に、大排気量エンジンを搭載するから高速道路を使っての長距離移動も疲れ知らずだ。

“アルプスローター”なんてかつては言われたりもし、ヨーロッパで人気の高かったジャンルだが、今では日本でも人気のセグメントになっている。

いま注目のアドベンチャー
上級機種の1200はエンジン、シャシーの全面刷新によって先代より最大11kgもの軽量化を実現。ハッキリ言うとパワーやコンフォート性は充分なレベルに従来モデルからあった。未舗装路も走るとなると、大排気量モデルの課題は「いかに軽くできるか」ということで、このシェイプアップは歓迎すべきポイントだ。

発表会でトライアンフモーターサイクルズジャパンの野田一夫代表取締役社長は、「ファーストクラスの乗り心地。未だかつてない、最新テクノロジーを誇るすべてを装備したニュー・タイガー」と、快適で上質、そして先進技術もアピールした。

コーナリング時に曲がった先を照らすアダプティブコーナリングライトや進化して使いやすくなったクルーズコントロール、調整して見やすいフルカラーTFT5インチディスプレイ、新開発のLEDヘッドライト、エルゴノミクスに基づいて造形されたバックライト付きスイッチギア、ヒーテッドグリップ、キーレスイグニッション、クラッチ操作やギヤチェンジがスムーズなシフトアシストを装備。最新の6軸慣性計測ユニット、セミアクティブサスペンションも搭載済みだ。

また、新しいタイガー800のアップグレートは200項目以上にも及ぶ。「1200は大きすぎる」というライダーは昔から多かったが、装備面では弟分という印象が否めなかったのが800のセグメント。

野田社長は「扱いやすい俊敏な乗り味はそのままに、新開発のテクノロジーを惜しみなくつぎ込んだ。普段使いも可能なアドベンチャーバイクとして開発」とアピールした。

お得意、モダンクラシックもお任せ
そして3台目に発表したニューモデルが、4月7日発売の『ボンネビル・スピードマスター』だった。今度は趣向がガラリと変わって、「これぞブリティッシュクラシックの代名詞」と頷きたくなるような伝統的なスタイル。

排気量1200ccのエンジンはトラディショナルなパラレルツイン(並列2気筒)で、直立した2つのシリンダーそしてそこに刻まれるフィンがなんとも美しい。

展示された1959年発売の『ボンネビルT120』もまたパラレルツインだし、燃料タンクに誇らしげに貼られている“TRIUMPH”のエンブレムといい、伝統のスタイルが59年の時を超えて受け継がれているのが、初代ボンネビルを見ると実感できる。

伝統と先進性が融合するトライアンフは、2018年も各セグメントから攻める!

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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