新車感覚で乗れる、お値打ちでカッコ良い MG-B はいかが?…ノスタルジック2デイズ

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マツダのソウルレッドプレミアムメタリックにペイントされたMG-B。
マツダのソウルレッドプレミアムメタリックにペイントされたMG-B。 全 9 枚 拡大写真

マツダの『NAロードスター』のレストアサービスは485万円という価格ながら、当分の間はこなし切れないほどの予約注文が入っており、相当な人気ぶりのようだ。フルレストアを普通に頼むよりも安いだけでなく、メーカーであるマツダにもう一度作り直してもらえるということが満足感を高めているのだろう。

そんなNAロードスターオーナーの満足感に匹敵しそうな、粋なスポーツカーをノスタルジック2デイズの会場内で発見した。それは『MG-B』。60年代の英国車を代表するスポーツカーだ。

VINTAGE LIFEエヴィータのブースに並べられていた3台のMG-Bは、どれもピカピカで新車のよう。何とも上品な印象のシルバーと、明るいブルーメタリック、鮮やかなレッドメタリック……。あれ? この色はもしかして?

「そうです、マツダのソウルレッドプレミアムメタリックです」とスタッフ。

ブルーはスバル『インプレッサ』のWRブルー、シルバーはレクサスのソニックチタニウムと、最近の日本車の純正色でペイントされていたのだ。

そして驚くべきは、そのプライス。278万円から378万円と、このところ急騰著しい旧車の相場を考えると、かなりのお値打ち感なのである。どうして、このコンディションのクルマをこの価格で販売できるのか。その理由を尋ねてみた。

「完全なフルレストアではないんです。点検して使えるものはそのまま利用することで、費用を抑えています」

例えばボディはドンガラ状態にして全塗装、バンパーやグリルなどのメッキ部品は新品、あるいは再メッキなどされているが、エンジンは問題なければオーバーホールしていない。そもそも頑丈なエンジンなので、オーバーホールなしで相当な距離を走れるそうだ。

その上でラジエターなどは信頼性が高くリーズナブルな国産製を使用している。また、エアコンを取り付ける場合は軽自動車用を組み込むことで効率アップと軽量化も実現している。

「エアコンのコンデンサーを組み込むのも、ボディを仕上げるのと同時に行えるので、作業効率がいいんです」

最近のスポーツカーに乗るのは気恥ずかしいし、古いクルマは故障の不安が…。という人も、こうして点検、仕上げ済みの旧車になら、安心して乗れるのではないだろうか。もちろん望めばエンジンやMTのオーバーホールも可能だ。特に英国車は古い年式のパーツも比較的手に入りやすい。

日本車だけでなく、当時の日本を賑わした輸入車たちも、これからの自動車趣味の候補として魅力的な存在だ。

《高根英幸》

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