長野県のしなの鉄道は、3月4日から「コカ・コーラ色」115系の運行を開始する。
同社は、JR東日本から譲り受けた115系の復刻カラー化を進めており、昨年は4月に登場した「初代長野色」を皮切りに、5月に「湘南色」、7月に「横須賀色」が登場。これらに続いて登場する今回の「コカ・コーラ色」は、1987年から1990年かけて運行されていたものを復刻している。
復刻カラー化に要する費用はインターネット募金(クラウドファンディング)により調達。昨年10月14日の募集開始から5日目で目標の290万円に到達し、最終的には2ヶ月間で519人から396万3544円の支援を受けたという。
運行初日となる3月4日は、戸倉駅(長野県千曲市)2番線ホームで10時15分から出発式を開催。その後、戸倉~軽井沢間で記念の臨時列車が運行される。時刻は戸倉10時50分発~軽井沢11時35分着・12時50分発~戸倉13時56分着。
このうち戸倉発の往路は、招待したクラウドファンディング支援者のみが乗車できる。軽井沢からの復路は自由に乗車できる。
また、軽井沢駅(長野県軽井沢町)では、折返し時間を利用した撮影会も開催される。開催時間は11時55分頃から12時25分頃まで。
「コカ・コーラ色」の登場で、しなの鉄道では従来の「しなの鉄道色」「長野色」、観光列車「ろくもん」を含めて、7色の115系が揃うことになり、「115系の動く博物館」が完成することになるという。