接触事故に驚いてペダル踏み間違えか、暴走したクルマがビルに突っ込む

自動車 社会 社会

立体駐車場から出てきてすぐに信号待ちのタクシーと接触した乗用車が直後に急加速。そのまま道路を挟んで反対側のビルに突っ込む事故が起きた。この事故でビル内にいた1人が軽傷。双方の運転者も負傷して病院へ収容されている。

☆☆☆

19日午後4時ごろ、静岡県静岡市葵区内の市道で。信号待ちで停車していたタクシーと、近くの駐車場から進出してきた乗用車が接触。乗用車は直後に急加速して暴走し、ビル1階部分に突っ込んだ。この事故で3人が負傷している。

静岡県警・静岡中央署によると、現場は静岡市葵区御幸町付近で2車線の一方通行路。タクシーは信号待ちのために停車していたが、近くのビル内にある立体駐車場の出口から進出してきた乗用車が接触。乗用車はこの直後に急加速して暴走し、道路を挟んで反対側にある別のビル1階部分へ突っ込んだ。

この事故でクルマが突っ込んだビル内にいた44歳の女性と、タクシーを運転していた69歳の男性が打撲などの軽傷。乗用者を運転していた同区内に在住する84歳の女性も軽傷を負い、いずれも近くの病院へ収容されている。

現場は駐車場の出口方向からは見通しが悪くなっている。警察では乗用車の運転者が接触事故に驚き、アクセルとブレーキを踏み間違えた可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

乗用車が出てきた立体駐車場はタワー式で、ゴンドラ部がビルの奥側にあるタイプ。面している道路は一方通行路であり、クルマは右方向からしか走ってこないが、右隣に立つビルが視界を遮っていることもあって「かなり前に出ないことには交差車両を確認できない」という構造になっていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. パイオニア、『プリウス』『ジムニー』『スペーシア』専用カーオーディオ取付キット3機種を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る