欧州委員会、完成車の海上輸送の価格カルテルで4社に制裁金525億円…商船三井は免除

自動車 ビジネス 企業動向
新造自動車運搬船「ハワイアン・ハイウェイ」(川崎汽船)
新造自動車運搬船「ハワイアン・ハイウェイ」(川崎汽船) 全 1 枚 拡大写真

欧州委員会は、複数の完成車輸送船会社が欧州競争法に違反していたとして、合計3億9500万ユーロ(約525億円)の制裁金を科すと発表した。

欧州委員会は2012年9月から完成車を海上輸送する船会社が価格カルテルを結んでいる疑いがあるとして調査してきた。

商船三井は、同委員会に対し制裁免除(リニエンシー)制度の適用を申請し、これが認められたことから、制裁は全額免除された。

制裁金は日本郵船が1億4182万ユーロ(約188億円)、川崎汽船が3910万ユーロ(約53億円)、WWL-EUKORが2億0733万5000ユーロ(約276億円)、CSAVが703万3000ユーロ(約9億円)。

日本郵船は2017年4~12月期までに約196億円の引当金を計上しており、業績予想への影響は軽微としている。川崎汽船は制裁金を特別損失に計上するが通期業績見通しには織り込み済みとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  5. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る