GLM、EVスーパーカーの企画見直し プラットフォーム事業に注力

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EVスーパーカーの量産を目指していたGLMが開発中止を発表。画像はGLM G4
EVスーパーカーの量産を目指していたGLMが開発中止を発表。画像はGLM G4 全 6 枚 拡大写真

GLMは3月7日、日本初のEVスーパーカーとして2019年の量産を目指していた『GLM G4』の開発をいったん中断する。商品企画を見直すいっぽう、プラットフォーム事業に開発リソースを集中させると発表した。

GLM G4は、『トミーカイラZZ』に続く次世代EVスーパーカーとして、2016年のパリモーターショーでコンセプトモデルが初公開された。クーペスタイルの4ドア4シーターで最高出力は540ps、0-100km/h加速3.7秒、最高速度250km/h、航続距離400kmを実現。GLMでは想定価格4000万円、販売台数1000台で、2019年の量産化に向けて開発ピッチを上げていた。

GLMは今回、「自動車メーカーのEVの量産・研究開発支援」や、「部品・素材・化学・ITメーカー等の自動車関連事業の技術・開発支援」を展開する「プラットフォーム事業」に注力して、事業を展開することを決定。4月から新組織を立ち上げ、エンジニアを集中させるとともに、技術者を増員。事業拡大を急ぎ、EV市場における独自のポジション確立を狙う。

なお、完成車事業はこれまで通り継続するが、人的リソースを減らし、従来の企画や方針を見直す。開発中のGLM G4については、スペックや価格、販売時期など、車両企画を再定義。今後完成を目指す第2世代のプラットフォームを搭載する、新たな完成車両として、市場に投入することを検討していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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