ジャガー・ランドローバーがグーグルのウェイモと提携…自動運転EVを共同開発へ

自動車 テクノロジー ITS
ウェイモに納入されるジャガー I-PACE の自動運転テスト車両
ウェイモに納入されるジャガー I-PACE の自動運転テスト車両 全 4 枚 拡大写真

ジャガー・ランドローバーは3月27日、グーグル(Google)の自動運転車開発部門、ウェイモと長期的な戦略的提携を締結した、と発表した。

画像:ウェイモに納入されるジャガー I-PACE の自動運転テスト車両

今回の提携により、ジャガー・ランドローバーは今後2年間に、ジャガー初の市販EV『I-PACE』をベースにした自動運転テスト車両を最大で2万台、ウェイモに納入。ウェイモはこのI-PACEを公道テストなどに使用し、自動運転車の開発を促進する。

ジャガーI-PACEは、クロスオーバーデザインのEV。パワートレーンは、モーターを前後アクスルに搭載し、4輪を駆動。2個のモーターは合計で400psのパワーと、71kgmのトルクを引き出す。パワフルなモーターのおかげで、I-PACEは0~100km/h加速4.8秒のパフォーマンスを発揮する。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は90kWhと大容量。1回の充電での航続は、最大480km。DC100kWの急速チャージャーを使えば、バッテリーの80%の容量をおよそ40分で充電可能。100km走行分であれば、およそ15分で充電できる。

今回の長期的な戦略的提携は、自動車の安全性を高め、移動の時間を有効活用し、モビリティを向上させるという両社の共通の目標を実現するのが狙い。両社は今後、ウェイモの無人タクシーの実用化に向けて、世界初のプレミアムな自動運転EVを共同開発していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る