テュフ ラインランド、ロームに車載電子制御の安全規格「ISO 26262」の開発プロセス認証発行

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ローム LSI本部 商品開発担当 金井延浩統括部長(右)とテュフ ラインランド ジャパン株式会社 運輸・交通部 有馬一志部長
ローム LSI本部 商品開発担当 金井延浩統括部長(右)とテュフ ラインランド ジャパン株式会社 運輸・交通部 有馬一志部長 全 1 枚 拡大写真

独テュフ ラインランドは、ロームに対し、自動車向けの機能安全規格である「ISO 26262」の開発プロセス認証を発行した。

テュフ ラインランドは、製品安全試験・認証、マネジメントシステム認証を行う国際的な第三者機関。今回の認証発行は、ロームの車載向けデバイスの開発プロセスが、ISO 26262規格の最高レベルの安全度水準となる「ASIL-D」まで対応することが可能であることを証明するものとなる。

ISO 26262は、2011年11月に正式発行された車載電子制御の機能安全に関する国際規格。近年は、ADASに代表される技術革新が加速し、自動車の安全性を担保するには、車載部品を構成する半導体レベルでの安全目標の達成が求められており、2018年には同規格において半導体パートも追加される見込みだ。

ISO 26262の認証は、製造メーカーによる自己認証という方法もあるが、同規格の知識を十分に有しているのか、完全に対応した製品になっているかの証明を客観的に行うのが難しいのが現状だ。したがって、中立な第三者認証機関による認証を取得することで市場とユーザーに対して有利な立場に立つことができる。ISO 26262の第三者認証機関により認証を受けることで、設計開発段階から同規格の要求を間違いなく満たしていることが証明される。

《纐纈敏也@DAYS》

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