BBQで交流、クラシックカーミーティング…マロニエオートストーリー春2018

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マセラティ・カムシン(左)とシトロエンSM(右)
マセラティ・カムシン(左)とシトロエンSM(右) 全 24 枚 拡大写真

4月29日、マロニエ・オートストーリー・フォーラムが主催するマロニエオートストーリー春ミーティング2018が、出会いの森総合公園(栃木県鹿沼市)を基点に開催された。

マロニエ・オートストーリー・フォーラムが主催するクラシックカーイベントは、2009年11月に初開催された、マロニエオートストーリー秋ミーティングが始まりで、それ以降、春と秋の年2回開催されている。

このマロニエ・オートストーリー・フォーラムは、クルマを末永く楽しむことができる環境づくりと、自動車文化を通じ社会貢献をめざす組織で、クルマをベースにした各種イベントの開催や、地域の観光資源・名産品などとのコラボレーションによる自動車文化の啓蒙を中心に活動している。

そこで、秋ミーティングでは宇都宮近隣の観光名所などを訪れるなどで地域貢献や、地元の魅力を発信。春ミーティングでは、古峯神社(栃木県鹿沼市)を訪れるツーリングコースを設定、その後地元の食材をふんだんに使ったBBQにより、参加者との交流を図っている。

今年の春ミーティングも地元はもとより関東近県から100台近い車両が集まり、BBQには200名を超える人たちが参加した。

参加車両はバラエティに富み、マセラティとシトロエンの蜜月期に、ステアリングやブレーキ周りなどの油圧関係をつかさどるハイドロ関係はシトロエンが、エンジンはマセラティが開発しそれぞれに搭載したマセラティ『カムシン』とシトロエン『SM』がそろい踏みしたほか、マセラティ『450S』などのV型8気筒レーシングエンジンをデチューンして搭載されたマセラティ『メキシコ』が快音を響かせた。また、ランチアのV型狭角4気筒エンジンを搭載した『アルデア』と『アッピア』の2台が姿を見せるなど、マニアの目を十分に楽しませるクルマたちが参加した。

さらに、大学生時代に戦前のオースチン『セブン』を入手しレストアを手掛けた20代の青年は1928年式のリー・フランシス『Pタイプ12/40』を入手して登場し周囲を驚かせ、18歳の青年は初代日産『サニー』で友人たちと楽しみながら参加するなど、老若男女、暑いくらいの日差しの中、クルマ談議に花を咲かせていた。

今年は例年になく気温の高い日々が続き、ツーリングコース上の桜は残念ながら楽しめなかったが、初夏の香り漂うクラシックカーイベントを満喫していた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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