スズキ、各事業から最新モデルを展示して販売増を目論む?…人とくるまのテクノロジー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
スズキのハイトワゴンタイプ軽乗用車『スペーシア』
スズキのハイトワゴンタイプ軽乗用車『スペーシア』 全 4 枚 拡大写真

四輪、二輪、船外機の各事業部から最新モデルを「人とくるまのテクノロジー展」に展示したのがスズキだ。そこには少しでも販売台数を伸ばそうという思いが感じられる。もちろんそれらのモデルにはスズキ自慢の最新技術が搭載されているのは言うまでもない。

そんなスズキのブースで関係者が今回の目玉として、真っ先に紹介したのが軽自動車『スペーシア』だ。昨年12月14日に発売したハイトワゴンタイプの軽乗用車で、「スズキの中では新しい技術が一番搭載されている」という。4月の軽自動車販売ランキングで2位になった、スズキで今一番売れているクルマである。

衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」をはじめ、軽自動車で初めて後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を採用。さらにフロントガラスに道路標識や車両情報などをカラー表示するヘッドアップディスプレイ、周囲を立体的に360度確認できる「3Dビュー」などが搭載されている。

特にヘッドアップディスプレイと3Dビューは自慢の技術のようで、すぐに筆者を車内に案内して、それらを操作しながら熱心に説明を開始する。そして、最後に「当社は余分なものを極力抑え、必要なものは着実に搭載して、お客さまにお求めになりやすい価格で提供しています」とスズキ関係者。まるで販売店で営業トークを聞いている感じである。

この『スペーシア』のほかに、二輪車の『GSX-R125 ABS』と船外機の『DF350A』カットモデルを展示。GSX-R125は国内では年配者のセカンドバイクとして人気で、海外、特にアジアと欧州では若い人によく売れているとのこと。「入荷したらすぐに売れるという状況になっている」(スズキ関係者)そうだ。

また、DF350Aはスズキの船外機として初めて二重反転プロペラ「スズキデュアルプロップシステム」を採用したもので、高い加速性能と直進安定性を両立したフラッグシップ船外機だ。「船外機は世界3位のシェアを誇り、着実に黒字を確保する優秀な事業なんです」とスズキ関係者は強調していた。

《山田清志》

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