矢崎ESが求荷求車サービスをタイで開始…荷主と運送会社をマッチング

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矢崎グループ(webサイト)
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矢崎総業のグループ会社である矢崎エナジーシステム(矢崎ES)は、国内の求荷求車ビジネス最大手のトラボックスと、タイの商用車テレマティクスビジネス最大手のDTCエンタープライズとの3社共同で、ASEAN市場の物流業界向けに求荷求車サービスを6月よりタイから開始すると発表した。

矢崎ESとDTCは、タイの運送業界が抱える様々な問題を解決するため、商用車向けテレマティクスサービスを展開し、装着台数ベースではトップシェアを保有していたが、既存ユーザーからは国内同様の求荷求車サービスを求める声が多く寄せられていた。また、今後タイが国際化を進め、経済発展して行くためには、大幅な輸送品質の向上と、物流面での生産性の向上が不可欠と考え、2社での事業化方針を決定。日本国内で求荷求車サービスを広く展開するトラボックスに協業化を打診し、今回の合意に至った。

提供するサービスは、運んで欲しい荷物情報(荷主)と、運びたい車両情報(運送会社)を WEB 上でマッチングさせるもの。顧客間で発生する実際の運賃取引きには介在せず、情報のみをマッチングさせる。運賃の支払いや回収、荷物の破損、紛失等に関しては2社間で責任を持つ。3社は同サービスを「トラック版ウーバライゼーション」と呼んでいる。料金体系は、荷主は登録料、サービス料ともに無料で、運送会社は登録料1000THB(タイバーツ、約3420円)、サービス料1000THB/月。当面6カ月間は、お試し期間として無償提供する。

新会社の名称はTR@MOVE(トラムーブ)。資本金は500万THBで、設立は2018 年9月21日の予定。代表者はトサポール・クナパムシリDTC社長が兼務する。初年度会員獲得数は3000社を目標とする。

《丹羽圭@DAYS》

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