出会い頭衝突でタクシーの乗客死亡、相手の運転者は立っていられないほどの泥酔

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信号機の無い交差点を進行していた営業中のタクシーに対し、一時停止を無視した軽ワゴン車が突っ込んだ。この事故でタクシーの乗客が死亡、軽ワゴン車の運転者は泥酔状態だったという。

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2日午前3時40分ごろ、鹿児島県鹿児島市内の市道で、交差点を進行していたタクシーと軽ワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でタクシーの乗客が死亡。警察は軽ワゴンの運転者を酒酔い運転の現行犯で逮捕している。

鹿児島県警・鹿児島南署によると、現場は鹿児島市東谷山5丁目付近で片側1車線の直線区間。交差点に信号機は設置されていない。営業中のタクシーが優先側の道路を走行していたところ、交差進行してきた軽ワゴン車と衝突。弾みで押し出されたタクシーは電柱にも衝突した。

この事故でタクシーは中破。後部座席に客として同乗していた48歳の男性が頭部強打でまもなく死亡。運転していた69歳の男性にケガはなかった。軽ワゴン車を運転していた同市内に在住する59歳の男は直立していられないほどの泥酔状態で、警察は道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑でも調べを進めている。

現場は住宅地の中にある交差点。見通しは悪くないが、軽ワゴン車側に一時停止義務があった。警察の聴取に対して男は「酒を飲んで運転し、事故を起こしたことは間違いない」などと供述しているようだ。警察では飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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軽ワゴン車の運転者は事故当時に泥酔状態であり、直立していることもできない状態だったという。事故が起きた時間帯は交通量が少なく、「この事故が起きていなければ泥酔状態での運転が発覚することもなかった」という事実もまた恐ろしい。

《石田真一》

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