トヨタ 86、3台のワンオフ発表…ルマンレーサーを再現

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ GT86(86)の3台のワンオフモデル。過去のルマンマシンがモチーフ
トヨタ GT86(86)の3台のワンオフモデル。過去のルマンマシンがモチーフ 全 5 枚 拡大写真

トヨタ自動車は6月8日、今年のルマン24時間耐久レース参戦を記念し、過去のトヨタのルマンマシンに敬意を表す目的で、トヨタ『GT86』(日本名:トヨタ『86』)の3台のワンオフモデルを欧州で発表した。

1台目のGT86は、1992年のトヨタ「TS010」がモチーフ。TS010には、自然吸気の3.5リットルV型10気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力700hpを誇った。関谷正徳選手らがドライブし、2位を獲得したブルー+ホワイトのトヨタTS010の33号車が再現された。

2台目のGT86は、1998年のトヨタ「TS020」がモチーフ。トヨタがルマン復帰となった1998年、TS020には3.6リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。マーティン・ブランドル選手らがドライブしたトヨタTS020の28号車がまとっていたレッド+ホワイトを再現する。

3台目のGT86は、2016年のトヨタ「TS050ハイブリッド」がモチーフ。ポルシェとの激闘の末、あと一歩のところで、ルマン制覇を逃したのが記憶に新しい。中嶋一貴選手らがドライブしたトヨタTS050ハイブリッドの5号車を、塗装やデカールに至るまで、忠実に再現している。

3台のGT86には、大型リアスポイラーなど、エアロパッケージを装着。車高を40mm低くした専用サスペンションも採用する。ステンレス製のエグゾーストシステムも装着。ホイールは3車で異なるデザインで、実車のレーシングカーに近いデザインとした、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る