NEXCO 3社は6月12日、大型車両の総重量違反取締を目的とした車両制限令で、違反点数の誤通知や通知漏れが15件あったことを発表した。
高速道路の老朽化が進む中、NEXCO 3社では、超重量車両をはじめとする車両制限令違反車両の取締を強化している。強化策の一環として、高速道路の利用料金に対する大口・多頻度割引について、割引対象者が車両制限令に違反し、所定の累積違反点数に達した時点で割引を停止する措置を実施。希望者には累積違反点数を通知する制度を実施している。
今回、NEXCO西日本が車両制限令違反を行っていない京都市の会社が違反を行っていると誤認識し、同社が所属する事業協同組合に対して違反点数を誤通知していたことが判明。これを踏まえ、NEXCO 3社は、2017年4月以降の違反点数通知について全数調査を実施した結果、誤通知4件、通知漏れ11件が発生していることが判明した。
今回の誤通知・通知漏れについては、違反点数集計時の確認・チェック不足や集計ミス等により、同名他社のものとの取り違えや誤った点数の通知等が発生したもの。NEXCO 3社では、車両制限令違反の現場取締時に違反車両が所属する会社へ電話連絡を実施し、違反内容や違反車両のナンバー、保有車両等について確認することで、違反会社を正確に特定し、再発防止に努めていくとしている。