アストンマーティンは6月14日、フランスのサルトサーキットで開催中のルマン24時間耐久レースにおいて、新型「ヴァンテージGT3」と新型「ヴァンテージGT4」を初公開した。
両車は、新型『ヴァンテージ』をベースに開発されたレーシングカー。デビュー以来12年にわたってGT選手権で活躍してきた現行のアストンマーティン『V12ヴァンテージGT3』と『V8ヴァンテージGT4』の後継モデルになる。
新型ヴァンテージGT3と新型ヴァンテージGT4は、アストンマーティンの最新市販車向けエンジン、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボをベースにしたレーシングユニットを搭載。GT3バージョンには、過去1年半、ロードカーと並行して開発された『ヴァンテージGTE』のノウハウを取り入れた。
ルマン24時間耐久レースの場で公表された新型ヴァンテージGT3のスペックは、最大出力が535hp、最大トルクが71.4kgm。トランスミッションは6速シーケンシャル。アルミ製シャシーの採用などにより、乾燥重量は1245kgに抑えられた。
新型ヴァンテージGT3と新型ヴァンテージGT4は、2019年3月からレースに参戦できるように、型式認証を取得する予定。アストンマーティンレーシングはすでに、両モデルの受注を開始した、としている。