キアのEVコンセプトに歩行者と意思疎通できる先進運転支援…CESアジア2018

エコカー EV
キアのプレスカンファレンス(CESアジア2018)
キアのプレスカンファレンス(CESアジア2018) 全 4 枚 拡大写真
韓国のキアモーターズ(起亜自動車。以下、キア)は6月13~15日、中国上海市で開催されたCESアジア2018において、『ニロEVコンセプト』の最新モデルを展示した。中国市場では初公開となる。

キアは2025年までに、新型ハイブリッド車5車種、プラグインハイブリッド車(PHV)5車種、新型EV5車種、さらに燃料電池車を含めて、16車種の環境パワートレイン車を発売する予定。この電動化戦略に沿って開発されたのが、ニロEVコンセプト。

ニロEVコンセプトは、SUVデザインを備えたEVコンセプトカー。エンジンのないEVはフロントグリルに冷却機能を持たせる必要がないため、メッセージを発信できるディスプレイパネルが装備される。

EVパワートレインは、モーターが最大出力204hpを発生。バッテリーは蓄電容量64kWhのリチウムポリマーバッテリー。1回の充電で、およそ390kmの航続を備えている。

CESアジア2018では、ニロEVコンセプトの最新モデルを初公開。先進運転支援システム(ADAS)を組み込んだのが特徴。新開発の歩行者警報システム(APWS)は、フロントビューカメラ、物体認識技術、フロントスピーカーを組み合わせたもの。

このシステムは、歩行者または自転車の横断を検出した場合、スピーカーから警告を発し、車の存在を知らせる。またAPWSは、車両と歩行者の間で、視覚的にコミュニケーションを取り、安全性を高める、としている。

《森脇稔》

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