メルセデス、レベル4の自動運転の公道テスト認可を取得…海外メーカーで中国初

自動車 テクノロジー ITS
メルセデスベンツの自動運転テスト車両
メルセデスベンツの自動運転テスト車両 全 3 枚 拡大写真

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は7月6日、中国でレベル4の自動運転の公道テストの認可を、海外の自動車メーカーとして初めて取得したと発表した。

画像:メルセデスの自動運転テスト車両

メルセデスベンツは自動運転の実用化を目指して、世界各地でテストを実施。中でも、とくに中国を重視している。それは、中国の都市中心部での試験走行は、自動運転車にとって最も厳しい環境のひとつになるため。なぜなら、多くの二輪車、三輪車、歩行者が行き交い、欧州や米国よりも自動運転機能の要件が異なるからという。

さらに、中国独自の道路標識も複雑。例えば、歩行者の横断歩道と同様の白線が高速道路にあり、それは車間の最小距離を示しているという。自動運転車のセンサーはこれを認識して、正しく解釈することが必要。また、速度制限に関しては、車線ごとに異なる場合もある。

メルセデスベンツは、中国のインターネット検索最大手、百度(Baidu=バイドゥ)の自動運転開発プロジェクト「アポロ」(Apollo)と連携。アポロは、自動運転のオープンプラットフォーム。自動運転車のすべての主要な特徴や機能をサポートする包括的かつ安全なソリューションを開発している。

メルセデスベンツ『Vクラス』ベースの車両に、このアポロの自動運転オープンプラットフォームを組み込んだテスト車両を開発。中国北京市を中心に公道走行テストを行い、完全自動運転レベル4の実用化を目指す。
同社のサービスは、新車・中古車販売、福祉車両、買取、車検・一般整備、板金塗装、レンタカー、保険、ロードサービスのほかボディーコ…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  3. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  4. ペダル踏み間違えで発生した死亡事故、高齢の被告に実刑判決
  5. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る