BMWが次世代EV『ヴィジョン iNEXT』発表、完全自動運転モードも

エコカー EV
BMW ヴィジョン iNEXT
BMW ヴィジョン iNEXT 全 14 枚 拡大写真

●生産予定の新型EVを示唆

BMWグループは9月16日、次世代のEVコンセプトカー、BMW『ヴィジョンiNEXT』(BMW Vision iNEXT)を発表した。

画像:BMW ヴィジョン iNEXT

ヴィジョンiNEXTは、BMWグループが2021年から生産予定の新型EV、『iNEXT』を示唆するコンセプトカー。BMWグループは2025年までに、25の電動車両を投入することを柱にした電動化戦略を掲げている。25車種のうち、12車種はEVとなる予定。残りの13車種については、プラグインハイブリッド車(PHV)やハイブリッド車になる。

ヴィジョン iNEXTの開発には、現行のBMWグループの市販EV、『i3』得られたノウハウを応用。航続などの性能面を進化させた次世代EVとして開発が進められている。ヴィジョンiNEXTは、BMWのSUV、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)としてデザイン。された。自動運転、コネクティビディ、電動化、モビリティサービスを1台に統合することを目指す。

●キドニーグリルの役目は何か?

ヴィジョン iNEXTのフロント中央には、大型のキドニーグリルを装着。エンジンのないEVのため、フロントグリルは冷却を目的としておらず、各種センサーを装備する「インテリジェンスパネル」として機能するように設計された。

BMW SAVが持つ力強いデザインを、ヴィジョン iNEXTも継承。長いホイールベースと短いオーバーハングは、シルエットにダイナミックさを与える。24インチの大型ホイール&タイヤは、エアロダイナミクス性能に配慮したもの。ドアミラーをカメラ映像に置き換えたデジタルミラーを採用する。ドアハンドルは、タッチセンサー方式に変更。ボディの片側にはBピラーがなく、ドアを開けた時、広々としたインテリアが出現する。電動パワートレーン車であることを示す青色のアクセントストリップが組み込まれる。

●ブーストモードとイージーモード

フロント、サイド、リアの青色のアクセントには、「BMW iスタイリング」を採用。車両のドアロックを解除すると、青いアクセントが明るくなり、そのラインが強調される。

ヴィジョン iNEXTには、最新の自動運転テクノロジーを搭載。ドライバーは、自分自身で運転する「ブーストモード」または、運転を車両に任せる完全自動運転の「イージーモード」を選択する。ブーストモードでは、電動パワートレインを使用して、ゼロエミッションで非常にダイナミックかつサイレントなドライブが可能。イージーモードでは、乗員が移動中に運転以外のことを行うスペースを提供する。車内は必要に応じて、リラクゼーション、インタラクション、エンターテインメントのスペースになる。

ブーストモードでは、ステアリングホイールとディスプレイがドライバーに向けたレイアウトに。イージーモードがオンになると、ステアリングホイールが少し後退(車両進行方向で前進)し、よりオープンな空間となる。ディスプレイパネルには運転関連のコンテンツから、乗員が興味のある場所やイベントに関する情報を表示するモードに切り替わる。フロントシートのヘッドレストは、後方に折りたたまれ、前席と後席の乗員が、より効果的にコミュニケーションできるようになる。

ヴィジョン iNEXTには「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載。ドライバーは運転中、「ヘイ、BMW」と呼びかけることにより、音声アシストが起動。ドライバーが求めるさまざまな機能や情報に、安全にアクセスできる、としている。

《森脇稔》

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