ヴァレオ、自動運転車で日本一周する旅をスタート 6700km

高速道路用自動運転車「クルーズ4U」
高速道路用自動運転車「クルーズ4U」全 3 枚

ヴァレオは、高速道路用自動運転車『クルーズ4U』が日本を一周する6700kmのドライブ「ハンズオフ・ジャパンツアー」を1日に開始した。

ツアーはヴァレオジャパン・つくばテクノセンターを出発し、北海道まで北上した後、本州を縦断して鹿児島まで南下し、四国を経てつくばテクノセンターに10月中旬に到着する予定。

クルーズ4Uは、ヴァレオの360度全周検知システムを備える。複数台のヴァレオ・レーザースキャナー「SCALA」とフロントカメラ、4台のサラウンドビューカメラと4台のレーダーによって10cmから200m先にある障害物まで検知する。高性能なソフトウェアが、センサー類の全情報をリアルタイム処理し、運転操作に反映する。

ハンズオフ・ジャパンツアーは、ヴァレオが開発した渋滞追従や高速での追従など一定の状況でドライバーの代わりに運転操作を担うソフトウェアを実際の道路状況の中でテストする。日本一周走行によって最新のセッティングを検証・調整、自動運転を将来的に誰にでも手が届くソリューションにしていくことを目指す。

ハンズオフ・ジャパンツアーの行程ハンズオフ・ジャパンツアーの行程

自動運転車にはハードウェア、ソフトウェア面での安全対策に加えて、全行程で訓練を受けたヴァレオのシステムエキスパート2人が乗車する。道路状況と車の挙動を常に注視し、必要なら手動運転し、周辺の道路利用者の安全を確保する。

ハンズオフ・ジャパンツアーは、これまでに実施したフランス一周、米国一周、欧州一周、パリ環状道路24時間連続走行で蓄積した技術と経験を生かして実施する。

ヴァレオのレーザースキャナー「SCALA」ヴァレオのレーザースキャナー「SCALA」

《レスポンス編集部》

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