DeNAは10月15日、東都自動車および日の丸自動車と次世代タクシー配車アプリ「タクベル」の都内展開で協業を開始すると発表した。
DeNAは神奈川県タクシー協会と協業し、同県内でタクシー配車アプリ「タクベル」を4月より開始。以降約5か月で月間実車回数5万8000回を突破するなど好調に推移している。今回協業には、第一交通産業グループ、平和交通、荏原交通が参画も表明しており、各事業者の対象エリアにおける総車両保有台数は約4000台。タクベルが利用できるタクシー車両は、既にサービスを開始している神奈川県と合わせて約9500台となる。
今回の協業により、タクシー会社5社が培ってきた安心・安全を担保する運行管理ノウハウと、DeNAの乗客用・乗務員用端末に関わるアプリ開発・運用技術、AIによる需要予測などによって、都内でも完成度の高い次世代タクシー配車サービスを構築していく。また、DeNAは配車アプリだけでなく、後部座席で利用客がニュース/交通情報などが見られるタブレットや決済機など、ハードウェアを含めたタクシーの総合的なスマート化・IoT化を実現を目指していく。
DeNAは今後、東京23区を中心としたエリアではタクベルの協業事業者をさらに増やしていき、さらに、各地のタクシー事業者と連携し、2019年春頃には京阪神エリアの進出を予定。その後都市圏を中心に順次全国各地へと拡大していく計画だ。