プレミアム静電入力操作、アルプス電気のR79対応次世代ステアリング…CEATEC 2018

アルプス電気(CEATEC 2018)
アルプス電気(CEATEC 2018)全 7 枚
自動運転が普及するころ、自動車の運転席まわりはこうなる。そんな近未来をみせてくれたのは、アルプス電気。(CEATEC JAPAN 2018)

同社ブースは、CASE や Premium HMI(Human Machine Interface)にむけた取り組みをプッシュ。CASE は、Connected、Autonomous、Shared/Service、Electric の4要素。

今回は、「初展示」という自動運転へむけたプレミアムテクノロジーコクピットに注目が集まった。まずプレミアムテクノロジーコクピットは、自動操舵の国際基準「R79」に対応した次世代ステアリングがつく。このR79対応次世代ステアリングは、親指でタッチする感覚で運転席まわりのあらゆるスイッチ操作を実行できるというもの。

また、この次世代ステアリングにも採用されている新しい入力形態「プレミアム静電入力操作」は、同社の静電技術を応用。窓の開閉をジェスチャで行うなど、自動運転車の車内シームレス化を実現させるアイテムのひとつ。

「プレミアム感ある入力操作で、ワンランク上のユーザーエクスペリエンスを提供する」と同社。またタッチやグリップも検知し、ドライバーの手の動きを精密に追従。「R79に準拠するために必要となる、ハンズオフ検知が可能」という。

同社ブースではこのほか、国内むけ760MHzや海外むけ5.9GHzのV2Xモジュール、4G LTEモジュール、GNSSモジュール、リモートキーレスエントリ用やステアリング用のタクトスイッチなども展示。

業界最小・最軽量で1400A対応のコアレス車載用電流センサや、ペダル踏み込み角度をアナログで検出するブレーキペダルセンサなどにも注目が集まった。

「あ、これおもしろい」とつぶやきながらみんながトライしていたのは、フォースフィードバックとセンシング技術を利用した液晶ディスプレイ。スマホやタブレット端末への応用を想定した技術で、タッチした瞬間に、アナログのボタンを押したような感覚が手に伝わってくるというもの。

「スマホやタブレットをセンターコンソールに置いたとき、視線をスマホにむけることなく、タッチした感覚を伝えられる。スマホ脇見運転事故の防止などにもつながる技術」と伝えていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る