スマートがEVオープン提案、ブランド20周年で立ち位置を明確化…パリモーターショー2018

スマートがEVオープン提案、ブランド20周年で立ち位置を明確化…パリモーターショー2018
スマートがEVオープン提案、ブランド20周年で立ち位置を明確化…パリモーターショー2018全 17 枚

スマート(Smart)はパリモーターショー2018において、EVコンセプトカーのスマート『フォーイーズ』(Smart Forease)をワールドプレミアした。

画像:スマート・フォーイーズ

フォーイーズはブランド誕生20周年を迎えたスマートが、2001年と2011年に発表した2つのコンセプトカーに敬意を示しつつ、2020年に予定しているブランドの全車電動化へのビジョンを明確に表現したコンセプトカー。

スマートはジュネーブモーターショー2001において、コンセプトカーの『クロスブレード』を発表、他ブランドとは異なるスマートの独自性を印象づけた。2011年に発表されたコンセプトカーが、スマート『フォースピード』だ。現行スマート『フォーツー』を示唆したものだが、コンセプトモデルはロードスターボディが特徴だった。

パリモーターショー2018でワールドプレミアされたスマート フォーイーズは、スマートの最新コンセプトカー。ベース車両は、スマートの市販EV、『EQフォーツー カブリオ』。ルーフを完全になくし、フロントウインドスクリーンを低くして、爽快なオープンエアが楽しめるEVを提案しているのが特徴だ。

スマート フォーイーズでは、メタリックホワイトのボディカラーを基本に、バンパーやホイールなどに、ストリームグリーンのアクセントを追加する。シート後方には、2つのドームがデザインされており、万一の横転事故の際、乗員を保護する機能を持たせた。スマートを特徴づけるボディサイドの「トリディオン」と呼ばれるセーフティセルは、マットシルバー仕上げとした。

インテリアでは、シートやステアリングホイールにグリーンのアクセントを追加。インストルメントパネルの中央上部のエアベントの代わりに、2つの円形ディスプレイを装着した。このディスプレイには、専用アプリの「ready to app」のコンテンツを表示するために使用できる。ドライバーは、友人とスマートを共有したり、その機能をモニターしたりすることが可能。オーディオシステムのスピーカーは、音楽を聴いたり電話をかけたりするのに最適なサウンドを提供。スピーカーは2シーターのシート間の後部に組み込まれており、クールなキャラクターを強調する。

車体のリアには、最大出力81hp、最大トルク16.3kgmを発生するモーターを搭載。0~100km/h加速12.7秒、最高速130km/hの性能を発揮する。ダイムラー取締役会のディーター・ツェッチェ会長は、パリモーターショー2018のプレスカンファレンスにおいて、「スマートは20周年を経た現在でも、クレイジーさや斬新さを維持している」と語り、今後もスマートブランドの個性を大切にしていく意向を示している。

《森脇稔》

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