国産のオープンカーで新天皇パレードへ、旧式ロールスロイス走行不能で[新聞ウォッチ]

1993年、現皇太子ご夫妻成婚パレード (c) Getty Images
1993年、現皇太子ご夫妻成婚パレード (c) Getty Images全 2 枚
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年11月19日付

●APEC首脳宣言断念、米中、貿易巡り対立(読売・1面)

●新天皇パレード国産車で(読売・1面)

●トヨタ19年ぶり王者、世界ラリー選手権(読売・10面)

●本社世論調査、消費増税反対47%、片山氏に厳しい目(毎日・2面)

●インタビュー最前線、配車アプリで効率アップ、ジャパンタクシー・川鍋一朗社長(毎日・9面)

●トヨタ10度目頂点、ソフトボール日本リーグ決勝トーナメント(毎日・20面)

●トヨタ独走V、5年連続、駅伝中部・北陸実業団(毎日・21面)

●大型車タイヤ脱落67件、昨年度、冬の交換後相次ぐ(産経・22面)

●道路脇に「黄金のペットボトル」用済みをポイ捨て!?(東京・1面)

●「ルノー筆頭株主を維持」仏政府3社連合関係見直しで(日経・5面)

●ニュース一言、ホンダ・八郷社長(日経・5面)

ひとくちコメント

半年先には新元号に替わり、新しい天皇・皇后両陛下が国民の祝福を受けるパレードが予定されているが、そのパレードに使われるオープンカーについて、政府は、国内の自動車メーカーに新たに発注する方針を固めたという。きょうの読売が1面で大きく取り上げている。

記事によると、2019年10月22日の「即位礼正殿の儀」の終了後、皇居から元赤坂の東宮御所まで祝賀パレードが行われる予定だが、1990年に約4000万円で購入された英国製のロールスロイスの黒いオープンカーは年式が古く、走行するのが不能で、部品が手に入らないため、2007年に廃車手続きが行われ、修理も難しい状態という。

このため、宮内庁を中心に検討が進められていたが、読売によると「政府は英国車の修理も検討したが、費用がかさむことがわかり、新たに購入する方が望ましいと判断した」と伝えている。ただ「発注先のメーカーは今後、検討する」としている。

天皇、皇后両陛下らが使用するリムジン型の御料車といえば、かつては日産自動車の『プリンス・ロイヤル』だったが、2005年にはトヨタ自動車の『センチュリー・ロイヤル』に乗り換えられた経緯もあり、オープンカーについてもサプライズは望めそうにもない。

《福田俊之》

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