メルセデスベンツの自動運転車、歩行者とコミュニケーションする技術を開発中

メルセデスベンツSクラスベースの自動運転開発車
メルセデスベンツSクラスベースの自動運転開発車全 9 枚

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は11月26日、自動運転車が歩行者とコミュニケーションするための技術を開発していると発表した。

画像:メルセデスベンツSクラスベースの自動運転開発車

将来、実用化が見込まれる完全自動運転車では、ドライバーが運転操作以外のことを走行中に行うことが可能になる。そうなると、例えば現在のように、ドライバーと歩行者がアイコンタクトで進路を譲り合うことが難しい状況も想定される。そこでメルセデスベンツは、自動運転車が歩行者とコミュニケーションするための技術の開発を進めている。

メルセデスベンツ『Sクラス』がベースの開発車両には、360度の光信号装置を装着する。フロントガラス、グリル、ヘッドランプ、ドアミラーなどに配置されたライトが、歩行者に車両が自動運転モードで走行していることを知らせる。ルーフのライトは、自動運転車の次の動きについての情報を表示する。

ルーフのライトの遅い点滅は、車両が減速していることを意味し、ライトが常に点灯していれば、走行中や停止中にかかわらず、車両が自動運転モードにあることを示す。またルーフのライトは、車両の前方や側面の歩行者を、車両が認識していると知らせることもできる。ライトの速い点滅は、自動運転車が歩行者に近づいていることを示すもの、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  4. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  5. ハイエースが「移動リビング」に変身!カロッツェリアで車内体験を格上げする最短ルートPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る